中村時広

昭和35年1月25日生まれ
趣味/読書、スキー、バドミントン
尊敬する人/福沢諭吉
座右の銘/至誠通天

【中村時広事務所】

〒790-0801
松山市歩行町2丁目1-6
ウインドパレス歩行町1階
Tel. 089-943-8800
FAX. 089-947-8000







HOME > DJ中村時広

DJ中村時広 FM愛媛/えひめ・熱中・夢中人! 南海放送ラジオ/おーい中村さん!

2013年10月12日放送分

 先日、おかしいなと思ったことをストレートに言ったら、反省しろと怒られてしまいました。世の中不思議なことがあるものです。
 人間は隠していた本音に触れられると過剰反応を起こすもの、自らへの批判を回避するためには他人を批判するもの、これは古今東西変わらぬ人間のマイナス本能かもしれませんので仕方のないことかもしれません。
 舞台は松山市議会、何故そんなことが起こったのか、今日は解り易く触れてみたいと思います。
 議会の議長の任期は、法律で全国一律4年と決まっています。 でも大半の議会では、最高ポストである議長は1人でも多くの方に、その方が自分もいつかはということでスムース、そんな訳で議員同士の話し合いで1年か2年で交代ということが常態化しています。
 その決め事はあくまでも議員さんが密室で行うものなので市民不在、市民には関係ないことです。これがまず第1のポイントです。
 今回の松山市議会の議長を巡る問題は、国政選挙で政権交代が起こり、会派間の協力関係が変化したしたことに端を発します。
 地方議員の立ち位置は本来地域の為のはずですが、それよりも所属組織の立場が優先されることがあります。これが第2のポイントです。
 でもこの感覚では、いつまでたっても地方の自立はできません。地方議員は議員内閣制で政党政治がその本質である国政政党の下部機関の一員、国会議員選挙の運動員という立場から抜け出ることはできないからです。
 国と地方は仕事の役割分担です。上下関係ではなく、時には対等に話してこそ首長も地方議員も地域の代表です。地方議員は何のために存在するのか、その根本的なことを考える必要があります。この2つの要因が絡み合って議長ポストを巡る問題が発生しました。
 地方議員の一番の仕事は何でしょうか、それは県や市や町の理事者が提案した予算などの議案を審議することにあります。これが第3のポイントです。
 仮に議長が4年の任期を過ぎても辞めない、在任中に法律に触れるような行為をしたというならば話は別ですが、途中交代はあくまでも議会内部の話、しかも議員間で密室の中で行われること、だから市民には関係のない話です。
 議案審議という最大の仕事をほったらかしにして、法律の外側の人事問題を優先させる感覚はどう考えても理解できません。
 本来の仕事を最優先で行いつつ、途中交代人事については審議に影響を与えないよう平行して議員同士で話し合いを続ければいいだけの話です。
 だから私は、「途中交代の議長問題を優先させて議会を空転させ、本来の仕事を後回しにするのは議会の自殺行為!」と言わせて頂きました。
 空転すると役所の職員はひたすら待機することを求められます。今回のように連日、時には夜遅くまでということになりますと、当然市民サービスにも影響が出てきますし、超勤手当が発生してその経費として税金が使われます。
 どう考えたって市民にはマイナスです。このことを言ったら「けしからん、反省しろ!」という議員さんが半分ちょっといらっしゃったということです。
 皆さんも私と同じことを言ったら、半分ちょっとの議員さんから反省しろと言われるということです。実際には選挙が怖いから皆さんには言わないでしょうが、そんな考えでいるということ、これが現在の姿かと思うと悲しいですね。
 どちらが良いか悪いかは皆さんそれぞれが決めることですが、問題に注目が集まって皆が考える機会になればそれもいいかなと思います。
 何故ならば市議会議員さんの給料も、議会の運営費も、皆さんが収めた税金で賄われているのですから。