中村時広

昭和35年1月25日生まれ
趣味/読書、スキー、バドミントン
尊敬する人/福沢諭吉
座右の銘/至誠通天

【中村時広事務所】

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DJ中村時広 FM愛媛/えひめ・熱中・夢中人! 南海放送ラジオ/おーい中村さん!

究極の談合

最近の国の政治、一体どうなっているのでしょうか。前はよくコメントもしていたのですが、与党も野党も究極の馴れ合いを演じ続けているので、コメントする気持ちすらも薄れてしまっています。でもたまには辛口でということで、今日はあえて触れてみたいと思います。
日本の国の政治は、長年に渡って自民党一党が政権の座に座り、あぐらをかいてきました。しかしながら、実際に物事を進めていたのは霞が関の官僚集団であり、国会議員は彼らの手の平で踊らされていたにすぎなかったのです。
官僚は組織力と予算を武器に、国会議員を手玉にとります。議員を手なずけるために一番の方法は選挙対策、集票マシーンである業界団体を議員に繋いだり、事前に予算の情報を与えたり、全体からすれば雀の涙ほどの復活予算枠で議員の地元での顔を立てたり、パーティー券の販売をバックアップしたり、議員の勉強会に講師として協力したりといった巧妙な手段で、持ちつ持たれつの関係を作ってきました。官僚を叩くことで有権者にアピールできるとなれば、あえて叩かれ役を演じることで議員のイメージアップにも一役買います。国会議員が「官僚はけしからん!」と勇ましく吠えてアピールしていても、鵜のみにすることはできません。官僚との阿吽の呼吸があればこそのポーズであり、実は机の下ではガッチリ握手をしています。
2年前、政治的な閉塞感を打ち破ろうと、初めての本格的政権交代を国民は選択しました。多くの人々が、1つの党の長期政権で溜まりまくった淀みや歪みを一掃し、新しい時代に相応しい政治が展開されることを期待したと思います。事業仕分けなどの行政改革、地方主権などの国の構造改革など、スタートはまずまずだったのですが、徐々に雲行きが怪しくなってゆきました。民主党の自民党化が、顕著になっていったのです。勿論この裏には、官僚の巧妙な作戦が存在していることは、間違いありません。そして今回の消費税論議で、その変貌は頂点に達し、遂には分裂してしまいました。マニフェストに書いていないことを、変更の説明を省略して実施したことは大問題です。
一方の自民党は現在の危機の原因を作ってきた自覚や責任感は皆無、民主党に全部責任を擦り付けることに徹しています。そして再び政権について金稼ぎを目論見ます。実は自民党、すでに党として100億円以上の借金を抱えており、民間企業ならば完全に債務超過状態、また、毎日フランス料理を食いまくってきた体質はそう変わるものではありません。一刻も早く政権の座に返り咲いて、業界・団体からお金を徴収すべく、虎視眈々です。
 どっちもどっちだと思いますが、一番の問題は両方とも同じ穴のムジナになってしまったことです。消費税の増税は、かつての自民党時代と今の民主党時代の財政運営で巨額の赤字を抱えてしまった以上、避けて通れない問題ではありますが、その前に両党ともが前回選挙で約束した国会議員定数大幅削減、世襲制限などの身を削ることをやる方が先であることは当然のことでした。
にもかかわらず、国民に負担を強いる問題は仲良く協議して速やかに決定、自ら傷を負う問題は協議すらしない、これぞ究極の談合です。民主党は新エネルギーとして華々しく登場しましたが出力が足りずに失速寸前、自民党は60年以上動かし続けた古い原子炉なので再稼働は危険、それが現実のように思えてなりません。