中村時広

昭和35年1月25日生まれ
趣味/読書、スキー、バドミントン
尊敬する人/福沢諭吉
座右の銘/至誠通天

【中村時広事務所】

〒790-0801
松山市歩行町2丁目1-6
ウインドパレス歩行町1階
Tel. 089-943-8800
FAX. 089-947-8000







HOME > DJ中村時広

DJ中村時広 FM愛媛/えひめ・熱中・夢中人! 南海放送ラジオ/おーい中村さん!

しまなみ海道

 先日、地域の皆さんとの対話集会に出席するため、上島町と今治市へ伺ってきました。
天気も上々、久しぶりに渡った「しまなみ海道」の景観はやっぱり最高です。島と島を結ぶ橋はアーチ橋有り、釣鐘橋有りで、それぞれ特徴的な景観を誇っています。
穏やかな表情で激しい潮流を包み隠す来島海峡、その上を悠然と進む大型船の白い軌跡、瀬戸内に散りばめられた宝石のような島々の輝き、今治地域にとって「しまなみ海道」は、単なる交通手段を越えた宝物です。
 その一方で、細やかな課題も潜んでいます。まずはその高額な料金、観光客にとっても、島民にとってもそれぞれに問題を抱えています。
島の皆さんから見れば、橋の開通で当該へのルートは確保されたものの、料金がネックとなって日常利用に支障をきたします。
生活道路としての利用に対する特別な計らいは地元の悲願であり、国への要望が続けられていますが実現はしていません。
観光客から見れば来島大橋を往復するだけでもかなりな金額になりますので渡ることに二の足を踏みます。
これについては松山市長時代に国に対して、提案をしたことがあります。それは「来島大橋往復」、一日有効チケットの導入です。場所の限定と往復利用で観光目的を明確にし、且つ一日のみの設定をすることで割引するのです。
価格設定をうまく考えれば、例えばチケットを道後温泉の旅館などで販売、松山の宿泊客を今治方面に誘えるのではないかと考えたのですが、こちらも実現はしていません。
 もう一つの課題は、自転車利用の問題です。「しまなみ海道」の魅力の一つに、自転車道の存在があります。貸自転車の態勢もできており、僕も幾度か利用させて頂きました。
自転車の著しい性能向上によって上り坂も何のその、ましてや電動自転車ならば楽勝です。瀬戸内の風を全身に浴びながら自らのペースで走り抜け、お気に入りの場所で気ままに立ち止まり、先ほどの景観を心ゆくまで味わう時間は、人々を感動の世界へ誘います。
ところが橋の中ほどまで到達すると、夢は覚めて現実の世界へ、そう、料金所が立ちはだかるのです。
世界中の橋の中でも、自転車に課金するところはそうはありません。恐らく外国人観光客は、びっくりするでしょう。金額の問題ではなく、国際標準ルールの問題なのです。
何故なのか、日本の道路交通法では自転車は軽車両扱いであり、料金を取らねばならないと書き込まれているからなのです。自転車の無料化についても国に対し、求め続けているのですが、実現はしていません。
経営を揺るがすということなのですが、自転車料金の年間収入は600万円で、管理経費を考えたら、その理由には説得力がありません。
 競合するフェリーへの対応も考慮するという前提が付きますが、橋は使われてこそ価値を持つものです。
民間の感覚ならば、リーズナブルな料金設定で利用者を拡大するという視点で考えますが、官の発想はルール第一で、利用や収入が減れば単価の引き上げという視点、僕はあくまで民間の視点で提言を続けてゆきたいと思います。
一方、「しまなみ海道」は自転車愛好家からは、世界有数のスポットとして注目されています。仕掛けさえ上手く行えば、世界的なイベントの開催も夢ではありません。
じっくりとその可能性も、追い求めてゆきたいと思います。